なかなか体重が落ちない!

脂肪細胞は一度数が増えてしまうと減ることはない

 

体脂肪は、脂肪細胞のなかに消化しきれなかった、糖質や脂肪分が蓄積されてできたものです。この脂肪細胞の大さは思春期頃までに決まってしまうもので、特に乳幼児期(〜2歳まで)は、脂肪細胞の数の増加が一番大きくなる時期です。

 

この脂肪細胞は、大きさに変動はありますが、一度数が増えてしまうと減ることはありません。体脂肪の大小は、この脂肪細胞ととても密接な関係があります。よって、思春期以降の方々が、脂肪を減らしたければ、脂肪細胞の大きさを小さくするしかありません。

「皮下脂肪型肥満」と「内蔵脂肪型肥満」

 

体脂肪のつき方によって、2つのタイプに分類することができます。 それは「皮下脂肪型肥満」と「内蔵脂肪型肥満」です。

 

それぞれの特徴を簡単に述べておくと、 皮下脂肪型肥満は洋なし型肥満ともいわれ、主に女性に多いタイプで、「二の腕」や「臀部」「腰回り」に脂肪がつきやすいタイプです。

 

もう1つの内蔵型肥満はリンゴ型肥満ともいわれ、いゆるビール腹です。こちらは中年以降の男性や閉経後の女性に多くみられ、お腹の内蔵周辺や上半身に脂肪がつきます。

 

さて、皮下脂肪型肥満(洋なし型肥満)と内蔵型肥満(リンゴ型肥満)とでは、どちらがより注意が必要でしょうか?

 

正解は…「リンゴ型肥満」です。このタイプは内臓周囲に脂肪がつくために、高血圧や脂質異常、心臓病といった合併症を引き起こす原因にもなります。

生活習慣自体から変えていく

メタボリックシンドロームという言葉は、今は知らない人がいないくらいの有名な言葉になりました。これは「生活習慣」病のひとつです。現代は生活習慣病という言葉も聞き慣れている言葉になりました。ところが数十年前までは、実は老人病と呼ばれていました。

 

このことからも現代の生活習慣の乱れがいかに昔よりも悪くなっているかもわかります。体重の変動はあなたの生活習慣が形となって現れているのです。「体重を減らすためには生活習慣自体から変えていく」ということを押さえておいてください。


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