なかなか体重が落ちない!

肥満には寝室環境が大きく関係している

時折、ゴミ屋敷で暮らす人が話題になり、テレビに映し出されます。見ると、片づけられない家の主は、太っている場合が多いようです。

 

実は肥満には、部屋の状態、特に寝室環境が大きく関係しています。

 

ここでは、寝室をどのように整えると熟睡が得られ、成長ホルモン、別名「やせホルモン」が出やすくなるのか、といった観点からお話ししましょう。

 

部屋を清潔に保つ

汚れた寝室の空気中には、ほこりや雑菌、カビ、化学物質、アレルゲンの粒子などが漂っています。

 

眠っている私たちは気がつきませんが、体は、呼吸をするたびに、そのほこりや雑菌と闘っています。異物を外に出そうと反応するので、寝つきが悪くなります。鼻やのどが刺激されれば、鼻水やセキが出て、目が覚めてしまいます。

 

そうなると当然、深く熟睡することはできません。成長ホルモンの分泌が低下し、太りやすくなるわけです。やせたいと思うなら、まずは寝室をきれいに掃除することが先決です。

 

毎日、簡単に綿ぼこりを取る程度の「プチ掃除」をして、3日に1度は掃除機をかけるか、ぞうきんがけを。週に1回は、枕カバーやシーツなどの寝具を洗い替えしましょう。

 

また、空気中に浮遊するほこりなどから身を守るには、寝室に空気清浄機を設置するのも有効な手段です。

照明について

 

寝るときに豆電球をつけておくという人は、多いかもしれません。しかし、結論からいうと、これはNGです。

 

眠りにつくときに重要なのが、脳内から出るメラトニンというホルモン。これがたっぷり分泌されると、眠気を誘い、速やかに深い眠りに落ちます。

 

部屋の明るさが30ルクス以上あると、メラトニンの分泌がへることがわかっています。そして、30ルクスというのは、豆電球をつけた部屋の明るさ程度なのです。

 

対して、メラトニンが効率よく分泌される明るさは、0・3ルクスといわれています。これは、ほぼ真っ暗な状態です。

 

就寝前の時間帯は、間接照明などで部屋を暗めにすることで、心が落ち着きます。自律神経も、リラックスモードの常交感神経優位に切り替わります。

 

その後、寝るときには豆電球も消すことで、自然に深い眠りにつくことができます。

 

ちなみに、朝は太陽光で目覚めるのが理想です。カーテンを遮光にせず、できれば顔に光が当たるよう調節し、少し開けておきましょう。目覚まし時計に無理やり起こされるのと異なり、自然に、心地よく目を覚ますことができます。

寝室に「置いてはいけない」もの

寝室に置かないほうがいいものとは? 意外かもしれませんが、それは「生花」です。

 

最近は病院でも、お見舞いに際しての注意書きに「生花は控えてほしい」という一文が加わるようになってきました。

 

花は目にも美しく、いい香りに癒されてよく眠れそうですが、落とし穴は「花瓶」。水は毎日取り替えても、花瓶の中はまず、そう毎日は洗いません。その実態は、カビや雑菌、微生物が繁殖する温床なのです。鉢植えの観葉植物も、同様に、あまり好ましくありません。

 

また、生花と同じくらい害があるのは、「清潔でない加湿器」です。

 

加湿器の水も花瓶と同じく、カビや雑菌の繁殖するもとになります。もし、加湿器を愛用しているのであれば、水の容器とフィルターなどを毎日、洗剤でよく洗ってください

 

加湿器の代わりに、佐藤佳子先生が勧めているのが、「洗濯物の部屋干し」です。

 

洗濯したばかりの衣類は清潔ですし、お気に入りの洗剤を使えば、いい香りが部屋に漂います。ほどよい湿度を保ちつつ、心地よく眠れることでしょう。

寝具の選び方

室内に浮遊しているほこりなどは、時間とともに下へ下へと落ちます。最も空気が汚れているエリアは、床から30cmの高さです。床に布団を敷いている人は、残念なことに、ちょうどこの高さの空気を吸って寝ていることになります。

 

できれば、ベッドを置くか、マットレスを重ねるなどして、顔の位置を30cm以上に上げたいところです。難しいようであれば、先述したように、空気清浄機を活用することで対策を取りましょう。

 

寝具は、枕なら首を支えるもの、敷き布団なら、腰を支えるものを選ぶのがポイントです。購入する前に、実際に試すことをお勧めします。

 

睡眠環境を適切に整えることで「正しい睡眠」が取れるようになります。その結果、成長ホルモンがじゅうぶんに分泌し、健康的でやせやすい体を作ることができるのです。今日からぜひ、実行してみてください。


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