なかなか体重が落ちない!

夕食で体温をしっかり上げると眠くなる!

 

スリープクリニック調布院長の遠藤拓郎先生はこれまでに、睡眠障害に悩んでいる患者さんを9000人以上、診察してきました。その中でわかったのは、女性の場合、40代を境に、「昼間眠くなる」から「夜眠れない」という訴えが多くなることです。

 

実際、年を取るにつれ、一度に眠れる時間が少なくなっていき、眠りも浅くなってくるものです。それでも、眠り方のコツをマスターすれば、よい睡眠を確保することができます。

 

熟睡を得るための大きな鍵を握っているのが、「体温のコントロール」です。私たちの体温は1日周期で変化しています。夜より昼のほうが、1度くらい高く、高い体温が急激に下がるときに眠気を生じます。

 

したがって、夕方に体温を上げて、その後、眠るころに向けて体温を下げりていき、この落差を大きくすることで、ぐっすりと眠れるようになるのです。

お勧めはキムチ

 

この体温コントロールに役立つのが、夕食です。夕食に、体温を高める、辛くて熱いものを食べると、体温が上昇しやすくなります。遠藤拓郎先生のお勧めはキムチです。

 

キムチに入っている、トウガラシのカブサイシンには、急激に体温を上げ、発汗を促す作用があります。

 

キムチは、そのまま食べるより、例えば、キムチ鍋のような熱いメニューのほうが、体を温め、発汗する作用が高くなります。辛くて、熱いほうが、体温を上げる効果が高いのです。体温が上がって汗をかくと、急激に体温が下がります。すると眠気が生じるのです。

 

ただし、食べてすぐに寝るわけにはいきません。食後、血糖値が上がったところで寝ると、肥満の原因になるからです。

 

したがって、食後、ある程度の時間が経過し、血糖値が下がってから寝たほうが、ダイエット面でもいいわけです。

 

このことから、夕食は、眠る2〜3時間前に食べましょう。午前0時に眠るなら、夕食は午後9〜10時になります。

体の熱を発散し熟睡に導く運動

遠藤拓郎先生がすすめる、熟睡するためのもう1つの方法が、寝る30分以内に簡単な運動をすることです。中でも、体の熟を発散する効果の高いストレッチ運動を行うといいでしょう。その点で、手の「グーパー運動」と、足の「つま先の曲げ伸ばし運動」がお勧めです。

 

私たちの体は、手のひらや足の裏から、熱を発散しています。グーパー運動とつま先の曲げ伸ばし運動を行うと、すぐに手のひらや、足の裏が温かくなります。結果、を発散して、体温が下がり、眠くなるのです。

 

では、それぞれの運動のやり方を説明しましょう。

 

@ グーパー運動

 

手を前に出し、ギュッと手のひらを固く握り、その状態を5秒間維持します。次に思い切り手を開き、5秒間維持します。これを5分間くり返しましょう。

 

A つま先の曲げ伸ばし運動

 

足のつま先を伸ばし、その状態を5秒間維持します。次に、つま先を反らせ、5秒間維持します。これを5分間くり返しましょう。

 

もし時間がない場合、手と足を同時に行ってもかまいません。5分間行うのが難しい人は、最初はできる範囲で行いましょう。これを行うと、手足が冷えて眠れない、ということもなくなります。

睡眠中に脂肪燃焼を促す

熟睡が得られれば、その結果、ダイエットにもつながります。これには、私たちが寝ている間に副腎という臓器から分泌される、コルチゾールというホルモンが関係しています。

 

コルチゾールには、寝ている間にエネルギーを供給する働きがあります。眠っている間は何も食べていませんから、栄養源を補給していません。それなのに、朝起きてすぐに活動できるのは、このコルチゾールが肝臓のグリコーゲンを分解し、ブドウ糖にして血糖値を上げてくれるおかげなのです。

 

コルチゾールがエネルギーを供給する際、体内の脂肪を燃やします。このため、睡眠不足が続くと、体内の脂肪燃焼がへり、太りやすくなるのです。逆に、ぐっすりよく眠ると、睡眠中に脂肪燃焼を促すことができます。

 

夕食に辛くて熱いものを食べて体温を上げ、さらに寝る前に運動をして熱を発散させる。これが、皆さんを熟睡に導いてくれる鉄則です。


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