なかなか体重が落ちない!

体を引き締められたのは骨盤歩きのおかげ

 

ベリーダンスといえば、腰や腹部を大きく動かすセクシーな踊り。長年、踊っていれば、ウエストのくびれた女性らしいプロポーションになると想像しますが、必ずしもそうではないようです。プロのベリーダンサー、中沢菜芳先生はこういいます。

 

「いくらベリーダンスをして体を動かしても、その分食べてしまったり、ストレスをコントロールできなかったりしたら、やっぱり太ります。私も、一時ストレスで激太りした時期がありました。その体をここまで引き締めることができたのは、『骨盤歩き』のおかげです」

 

中沢先生の口から出た骨盤歩き。耳慣れない言葉ですが、これを考案したのは、療術家の小口昭宣先生です。小口先生は日本古来の民間療法「腱(けん)引き」を現代によみがえらせ、筋整流法という健康療法を創始しました。腱引きとは、筋肉のねじれや癒着を取り除き、あるべき位置に戻すという施術法です。

くびれの位置が高くなり足が長くなった!

中沢先生は、その施術を受けている一人。そのご縁で、小口先生から骨盤歩き(筋整流法では「スケラトンウオーキング=骨格歩行」と呼ぶ)を勧められたそうです。

 

「私はもともと幼児体形で、太りやすいタイプ。くびれもあまりありませんでした。ベリーダンスは、女性らしさを強訴するセクシーなダンスで、常におなかを露出して踊ります。私のダンスを見た小口先生から、もう少しくびれがあったほうがいいねといわれたのが始まりです」

 

それが、2013年の春のこと。それから、美しいくびれを目指して、中沢先生は骨盤歩きに励んできました。

 

「効果は早かったですよ。2〜3週間でウエストがスッキリと引き締まりました。腰やくびれの位置が高くなり、足が長くなつたみたいです。いつの間にかバストも大きくなり、理想の体形に近づきつつありますね」と、中沢先生。

 

現在の先生は、腹部がスッキリ引き締まって、女性らしい美しい体形になっています。

下腹がペタンコ!バストアップした!

中沢先生が指導している骨盤歩きの生徒さんに感想を聞くと、「ずん胴体形にくびれができた」「ウエストの位置が上がった」「下腹がペタンコになった」「バストアップした」「お尻が上がった」という声がたくさん聞かれました。

 

なかには、「骨盤歩きをした翌日は必ずお通じがつく」「腰痛が改善した」という人もいました。

 

中沢先生も、「歩くたびに下腹部に力が入るので、快便になりますね。腸もスッキリするので、よけいおなかがペタンコになるでしょう」といわれます。

仙骨が立つとウエストがくびれる

 

さて、その骨盤歩きとは、どのような歩き方でしょうか。

 

「簡単にいうと、上半身をまっすぐ伸ばして、恥骨が前に引っ張られるように、恥骨をグッと前に出しながら歩くウオーキング法です。ふだんの歩行ではあまり使われない、おなかの深部の筋肉が強く使われるので、ウエストや下腹、お尻が引き締まるのです」(中沢先生)

 

この骨盤歩きの効果を、スポーツ医学に詳しい寺田壮冶医師(寺田クリニック院長)に伺いました。

 

「骨盤歩きは、一見後ろに反っているように見えますが、骨盤の真ん中にある仙骨は前方に傾斜して、立っています。

 

仙骨が立つと、背骨と両足のつけ根をつないでいる大腰筋や、わき腹にある腹斜筋が鍛えられるので、ちょうど腰を回す運動をしたときのように、ウエストがくびれる可能性があります。

 

また、骨盤や骨盤内臓器を支えている骨盤底筋群も刺激されるので、腰の位置が上がってくるのではないでしょうか。

歩くだけでメリハリのあるボディをつくる

こうした効果を得るためには、背すじをまっすぐ伸ばして歩くことが大事です。背すじを伸ばせば、体の深部にある腰方形筋(ようほうけいきん:骨盤の上部といちばん下の肋骨をつなぐ筋肉)が鍛えられて姿勢がよくなり、バストアップする可能性もあります。

 

より効果を上げるには、両足の小指側のラインを平行にして、やや内股ぎみに歩くといいですよ」

 

このように骨盤歩きは、歩くだけでメリハリのあるボディをつくる究極の歩き方。幼児体形やずん胴体形の人、わき腹にぜい肉の浮き輪がある人などは、特にお勧めです。今すぐ始めましょう。